代官山アカデミー 10/15 添加物について
2018.10.19
こんにちは。
スタッフのひなこです。
10月14日に中戸川先生による6回目の添加物のセミナーが開催されました。
今回は小規模セミナーだったので、今までよりも濃い内容でしたので、それをまとめて皆さんにもシェアしたいと思います。
今回は中戸川先生の考える添加物ワースト8がメインテーマでした。
第1位 人工甘味料
血糖障害
異常食欲
腸内環境悪化
アスパルテーム、アセスルファムカリウム(アセスルファムK)、スクラロースなど
これらは0カロリーでダイエット商品やトクホにも良く使われていますが、そこには落とし穴が。
人工甘味料は甘いけど、血糖値はあげません。
でもカラダは甘いと血糖値が上がることを予測し、インシュリンが出て、血糖値が上がっていないのに血糖値をより下げてしまいます。
そうすると低血糖になり、体の危機状態なので、空腹だという信号を出し、結果食べ過ぎてしまうというダイエットには向かないものなのです。
また甘くても血糖値を上がらないということがわかるとカラダはインシュリンを出すことをやめてしまい、インシュリンが出にくい体になってしまうという問題もあります。
また、人工甘味料はクローン病の原因になる可能性があるなど、腸内バランスを悪くするという研究結果もでています。
腸内環境改善をしている人には避けるべき添加物と言えます。
人工甘味料は1種類だけでも甘いのに複数使ったり、他に砂糖などを使ってもさらに人工甘味料を使っている商品が多いのは、混ぜて使うことで自然の甘みに近くなったり、嫌な臭みのような違和感をマスキング効果で取ることがでいるからだそうです。
人工甘味料ではないですが、ブドウ糖果糖液糖や果糖ブドウ糖液糖もよくありません。
この二つの違いはどちらが多いかで、ブドウ糖果糖液糖は血糖値を上げやすく、果糖ブドウ糖液糖は太りやすい性質があります。
ちなみに最近は、下記の図のように砂糖が1とすると1万倍とか4万倍の甘さのものが出てきています。
甘味料 | 甘味度(砂糖1) |
アスパルテーム | 200 |
アセスルファムカリウム | 250 |
サッカリンナトリウム | 400 |
スクラロース | 750 |
ネオテーム | 10000 |
アドバンテーム | 40000 |
アドバンテームはフリスク(添加物の塊!!)やアミノバイタルにも使われていますので、要注意です。
第2位 着色料(タール色素)
発ガン性
アレルギー
遺伝子に傷をつける
上記の危険性がある着色料ですが、お菓子を中心にありとあらゆるところに使われています。
お子さんの大好きなお菓子にも使われているので、要注意です。
USJなどのお土産やさんには合成着色料を使ったお菓子が満載ですが、ディズニーランドのものには使われていないようです。ただし、近くのイクスペリアのディズニーストアのお菓子には使われているとのこと。ディズニーランドのお土産はディズニーランドで!
中戸川先生はこのお店がいいか悪いかでいくつか見る商品があるらしいのですが、たらこに着色料不使用の無着色のものが置いてあるかもその一つだそうです。
第3位 合成保存料
発ガン
細菌・カビの増殖防止
腸内バランスを乱す
合成保存料はソルビン酸か安息香酸のふたつに分かれます。その業界によってどちらかに決まっているのですが、それだけ毒性が強いからなのです。
合成保存料は腸内の良性細菌も殺してしまうため、腸内環境を悪化させる非常に嫌な添加物なのですが、食中毒を引き起こさないためにはどうしても必要であり、必要悪だという考え方もあります。
ドリンクにはほぼ入っていますが、これはあけて、すぐに飲み切らなかった場合、口腔内の細菌が入って繁殖するのを抑えるためだそうです。
ちなみにセブンイレブンは合成保存料不使用と謳っていますが、グリシン、ビタミンB1、酢酸Naがソルビン酸の代わりとなっています。
食品表示のビタミンB1は栄養補助の目的ではなく、保存料として考えるのが良さそうです。
第4位防カビ剤
発ガン、催奇形性
イマザイル、オルトフェノール(OPP)、チアベンタゾール(TBZ)、フルジキソニルと表示され、柑橘系やバナナなどに使われます。
海外から船で運輸される際にカビが生えないようにするために使用されるもので、国産のものにはまず使われませんし、使っている場合は必ず表示されていますので、避けることは簡単です。
そしてこれらは皮につくだけでなく、果肉にも吸収されています。
気をつけたいのが、居酒屋などの生搾り。これにはほぼ外国産のものが使われていると思われますので、現地で絞られた濃縮還元の果汁を使っている方がまだマシです。
第5位 亜硝酸Na(発色剤)
発ガン性
これは発色剤と言われていますは、実際は防腐剤として使われています。
特に加熱でも繁殖し、無酸素状態で毒素を出すボツリヌス菌は、少量でも死にいたるものです。
食中毒を出さないためにはこれも必要悪だという考えもあります。
第6位 たんぱく加水分解物
発ガン、味覚破壊、アレルギー
これは添加物ではなく、原材料に分類されます。
もうかなり前に「茶のしずく石鹸」が小麦アレルギーの問題が世間を騒がせましたが、まさにこれです。
たんぱく加水分解物はとても中途半端な大きさで、
アミノ酸<たんぱく加水分解物<タンパク質
で、そのタンパク質と認識はされるけど、バリア機能が低下しているとすり抜けてしまう大きさをしているので、リーキーガットは要注意です。
アミノ酸液と書かれたものは、たんぱく加水分解物の液体ですから、同じものと思ってください。
第7位 化学調味料
味覚破壊、塩分過多、ミネラル不足
調味料(アミノ酸)などと書かれているのが化学調味料です。
60kgの人が192gの化学調味料を取っても健康被害はないと言われるぐらい安全なものです。
そもそも化学調味料は、アミノ酸の一種のグルタミンを細菌培養して、ナトリウムなどとくっついけたもの。
タンパク質は体にとってとても大切なものなので、十分摂取できるように旨みとして感じるようになっていて、アミノ酸の中でも多く存在するグルタミンを旨味として認識するようにできているようで、グルタミン酸という化学調味料をとるとタンパク質が十分とれているとカラダは勘違いしてしまうということも。
脳と胃はそれで騙されてしまっても、腸はグルタミンと他のアミノ酸の違いを認識できるから、グルタミンだけが入ってきてもタンパク質が十分だとは認識されず、腸は満足せずに、腸内のバランスが悪くなるということも考えられるそうです。
本来、ミネラル、ビタミン、アミノ酸リッチなものが美味しいと感じるのにグルタミン酸はそれがなくても旨味を感じさせてしまうため、栄養素がなくても美味しいと感じ、それが栄養不足にも繋がります。
化学調味料は入ったものを取る場合は、合わせてミネラルの補給も必要です。(タンパク質加水分解物や酵母エキスも同様)
またグルタミン酸は塩味を旨味に変えてしまうので、塩分過多にもなります。
たとえば、かっぱえびせん。
韓国は化学調味料禁止で、使用していないのですが、ナトリウム量が450mgそれに比べて化学調味料が入っている日本は846mgです。
これだけ違うのです。
また添加物ではありませんが、酵母エキスはグルタミンをバクテリアでなくイーストで作らせただけで、ほぼ化学調味料と言ってもいいぐらいです。
無添加と書かれていても、酵母エキスや6位のタンパク質加水分解物が入っていたら、要注意。〇〇エキスと記載された中にもこれが含まれている可能性は大です。
第8位 トランス脂肪酸
心臓病、がん、高血圧、肥満などの生活習慣病を始め、不妊、子宮内膜症、うつなどの精神疾患など全身に影響する
アメリカではトランス脂肪酸の規制が厳しくなったのも受けて、日本も自主規制でマーガリンやファストフードでも使われなくなってきました。
ただその代わりに使われてきたのがパーム油です。
このパーム油が問題。飽和脂肪酸に分類されるものですが、取りすぎは大腸ガンや糖尿病を引き起こすリスクが高いです。
また精製された油なため、消化に必要なミネラル・ビタミンが入っていないため体に負担がかかることや需要が急激に増えたことによる熱帯雨林の伐採の問題もあります。
以上がワースト8でした。
添加物の表示について
原材料の表示はまず食材/の後に添加物です。
それぞれ多い順には書かれていますが、食材と添加物との量は表示からではわかりません。
お酒は添加物の表示の義務がない!
食品は消費者庁により表示の義務がありますが、お酒は国税庁の管轄なので表示の義務がありません。
だから入っていたとしても書かれていない場合があります。
セミナー後に中戸川先生と雑談していて、安いお酒のエタノールはもともと単純に分解されやすい種類で、高いお酒は逆に複雑だそうです、
でも安いお酒の方が悪酔することが多いのはもしかしたら添加物の問題かもしれません。
無添加に騙されるな!
上記でも書きましたが、無添加と言われても酵母エキスのようにそれに限りなく近いものが入っていることが多いです。
無添加で酵母エキスとたんぱく質加水分解物や〇〇エキスが複数入っているものを買うのであれば、化学調味料が1種類だけ入っているものを選んだ方がいいかもしれません。
知らないと健康にいいと思って悪いものを高く買っているということもあります。
皆さんも買い物のご参考にしてください。
もちろんドクターズテーブルは上記に書かれているものはもちろん、添加物やそれに類するような悪いものを一切使用していませんので、安心してお召し上がりください。
次回の開催はコチラです。
是非ご参加ください!