添加物セミナー 2019.03.16

2019.03.20

先日、代官山クリニックとの共同開催の中戸川先生による添加物セミナーを行いました。

今回も中戸川先生の考える添加物ワースト10に関してお話しいただきました。

1〜8位まではこちらに詳しく書いてますので割愛いたします。

今回は9位のリン酸塩、10位の今回初登場の乳化剤について書きたいと思います。

リン酸塩は中戸川先生が添加物の毒性以上に現代の食生活で一番懸念しているミネラル不足と関係するものです。

リン酸塩はガンの発症リスクを高めるとかそういったカラダへの影響は全くありません。
ですが、ミネラルとくっついて排出させてしまうというものです。

野菜は土壌の問題で、昔の野菜よりもミネラルが少なくなっているし、カット野菜や冷凍野菜はつけ洗いや水煮でほとんどのミネラルやビタミンは抜けています。
野菜を摂っているはずなのにミネラルが摂れていないってこともあります。

例えば、水煮やカット野菜で豚汁を手作り場合より、むしろフリーズドライのカップ豚汁の方がミネラルは摂れるということもあるそうです。

そんなただでさえミネラルが摂りにくいところにリン酸塩が加われば、そのちょっとのミネラルも排出されてしまって、結果ミネラル不足を招くのです。

リン酸塩は本当に多くのものにはいっています。
リン酸塩と書いていなくても、乳化剤とかph調整剤とかそういう形でも入っているので、もはや抜くのは難しいぐらいです。

なので、ミネラルを食事にプラスすることを考える必要があります。

その点、出汁はミネラルリッチでとてもいいです。
ただし、鰹節はミネラルは抜けているので、ミネラルの点から考えると煮干しがいいとのこと。
中戸川先生にも協力していただいて作った「処方箋ラーメン」はミネラル不足を懸念している中戸川先生の思いと共にミネラルリッチなラーメンとして商品化しました。

そして、今回ワースト10に入ったのは乳化剤です。
前回までは加工デンプンでした。加工デンプンはまだ未知のものでどう体に作用するかわからない気持ち悪さがあるということでランクインをしていたのですが、今年に入り、乳化剤が10位になったそうです。

乳化剤も結構いろいろなところに入っています。

乳化剤は腸内フローラに影響し、炎症や肥満、代謝リスクに影響するとのこと。

また腸内細菌に影響することから、腸脳相関で、不安を増大させるというレポートも発表されたそうです。

今後さらに、乳化剤の腸への悪影響が研究によりわかってくるかもしれないとのことで、今後はもっとワーストランクがあがるかもしれないと中戸川先生もおっしゃっていました。

ドクターズテーブルはもちろんこれらすべての添加物やそれに準じるような原材料も使っていません。

添加物を使ってしまえば、品質の安定が簡単だったり、なによりも安価にできます。

中戸川先生にも飲食業界はこういうものを使うから儲けがでるのに、こんなに素材や作り方にこだわって作っていたら儲かるはずがないといつも言われています(笑)

ですが、私たちはこれからも安心、安全を一番に考え、商品には絶対の自信をもって、皆さんにお届けしたいと思っています。

 

次回は6月8日(土)に開催いたします。