Satoka’s レシピ #7 「カブのスープ」

2019.02.14

立春が過ぎても、まだまだ寒い日々が続きますが、いかがお過ごしでしょうか?
こんにちは。料理家・デイリーフードアーティストの臼倉里佳です。

寒さが残る2月、前回の里芋のスープに続いて、今回もスープをご紹介したいと思います。
蕪を使ったスープです。

【蕪のスープ】
材料:
・蕪(皮を向いて半月切りにしたもの) 250g
・昆布と鰹のお出汁 300g
・ぬちまーす または好みのお塩 1-2g
・白味噌 10g
・豆乳 50g

作り方:
1)昆布と鰹で取ったお出汁を温め、皮を剥き薄く半月切りにスライスした蕪を入れて煮る。

2)蕪が柔らかくなったら、ぬちまーすを入れ、ハンドブレンダーで滑らかになるまで回し混ぜる。

3)白味噌と豆乳を入れ、味を整えて出来上がり。

蕪は浅漬けなどで生野菜の状態でいただいても美味しいですが、コトコト柔らかくなるまで煮て、白味噌と豆乳と一緒にこっくりしたスープに仕立てても、また美味しいんです。
皮を剥けばスープの口当たりが滑らかになるのですが、無農薬や自然栽培の蕪がもし手に入れば、口当たりに多少のざらつきはあるかもしれませんが、皮ごとスープにしても、また体が嬉しいスープとなります。

なぜなら、野菜の皮にはファイトケミカルという抗酸化・抗ガン作用・免疫機能活性化が期待できる成分が豊富で、皮ごとこの蕪のスープを作った場合には、加熱により溶け出したファイトケミカルの恩恵も受けることができます。
スープも、そのような視点で考えると、また面白いですね。
皮ごとの野菜でスープを作る場合は、ぜひ、オーガニックの物を選んでいただければと思います。

寒い外からお客様がいらっしゃる時に、一品目として小さな温かい蕪のスープをお出ししてはいかがでしょうか。
お出汁さえ取ってしまえば、その後もとても簡単です。是非、試してみてくださいね。