代官山アカデミー 9/8 〜スキンケア〜
2018.09.10
ドクターズテーブルのひなこです。
先週の土曜日のセミナーのご報告です
代官山クリニックの院長蘆田の専門は美容皮膚で、白金にある北里研究所病院美容医学センターで10年以上スキンケア外来をやっています。(現在も週に2回外来の担当をしています)
そこでの指導は「自分の本来の肌の力を取り戻すスキンケア」で、不要なものを過剰に与えず、自分の肌の状態を知り、必要なものを必要な部分に必要な時にだけ与える。のだそうです。
本来、肌にはバリア機能があり、体内の水分と皮脂により潤いを保つ事はできるのに、
こすってバリアを壊したり、洗浄力の強すぎる洗顔料で必要な皮脂も取り除くため、肌が乾燥してしまい、化粧水やクリームなどをたっぷりつけるという事を私たちは日々やっています。
洗浄剤に入っている界面活性剤が肌のバリア機能を壊し、防腐剤が皮膚の常在菌のバランスを崩してしまいます。
肌もドクターズテーブル、代官山クリニックでいつも言っている腸内環境と同じですね。
皮膚の構造などもお勉強しました。
その一部↓
肌は表面から角質層、顆粒層、有棘層、基底層と呼ばれます。
表皮の一番奥の基底層は角化細胞の幹細胞を含む1層の基底細胞からできています。
この幹細胞は新しい細胞をつくり出す役割があります。
この細胞は基底層から有棘層に、有棘層から顆粒層に押し上げられ、それぞれ基底細胞、有棘細胞、顆粒細胞となり、最後に角質層の角化細胞になって、肌から垢となって剥がれ落ちていきます。
これが肌のターンオーバーです。
ターンオーバーは通常、約30日ですが、老化や間違ったスキンケアで延びてしまったり、また正しい細胞ができない事もあるそうです。
角質を整えていくと、肌トラブルも減るそうです。
洗顔後慌てて化粧水を使う方が多いと思いますが、本当にあなたの肌は乾燥していますか?
一度洗顔して20分ほど何もしないでみてください。
乾燥して、ピリピリするような部分はありますか?
あればその部分だけ、なければ何もつけなくても大丈夫だそうです。
擦ること以外に、紫外線も肌トラブルの原因になるので遮光がとても大事です。
基本的には肌に何かをつけて擦って洗い流すという事をお勧めしていないので、帽子やサングラスなどで物理的に遮光をする事を推奨しています。
しかし、どうしても日焼け止めをしなくてはいけないときに刺激の少ない水で洗い流せるタイプの日焼け止めをご案内しています。
代官山クリニックで取り扱いをしているものをお店でもご購入いただけます。
このほかにも、セミナーではとても驚くような話が聞けました。
私がやっていたスキンケアの多くが間違っているものでした。
自分の肌の状態をみながら、少しずつ「肌断食」に挑戦していきたいと思います
今月の代官山アカデミー
9月26日 美容医療の実際(満員になりました)
9月28日 ファスティングについて
ご興味のある方は是非ご参加ください。