口腔内環境と健康(代官山クリニック座談会)①

2018.04.13

代官山サラダで働くHinakoです。
併設の代官山クリニックでは、定期的に健康や美容に関する座談会を行っていて、今回は先週の土曜日にあった座談会でのお話しをまとめたいと思います。

お話をしてくださったのは歯科オノザワの歯科衛生士長、中尾寿美子さんです。
テーマは「口腔内環境と健康」でした。

いきなりですが、歯に金属の詰め物はありますか?今はなくても前にありませんでしたか?
いかがでしょうか。
下の写真がアマルガムです。歯間にはなく歯の溝部分に黒っぽくなりついています。

(写真提供:歯科オノザワ様)

金属で出来た詰め物には「アマルガム」と「パラジウム金合金」があります。このうちアマルガムは水銀を含み、体に悪影響を及ぼす可能性がある詰め物です。

 

アマルガムには有害な水銀が50%

アマルガムの成分は、水銀50%,銀35%,スズ9%,銅6%,少量の亜鉛です。半分は体に有害な水銀が使われています。水銀は何となく悪いことは知っている方も多いと思います。怖いですよね。水銀中毒を詳しく上げると以下のようなものがあります。

 

水銀中毒による症状 

  • 不可解な短気
  • 定期的またはとても頻繁に起きる落ち込み(うつ)
  • 手足のしびれ感,痛み
  • 夜中の頻尿
  • 原因不明の慢性疲労
  • 手足の冷え(暖かい日でも)
  • 日常的なお腹の張り(腸内ガス)
  • 少し前のことも忘れてしまう(短期記憶障害)
  • 突然、理由のない不可解な怒りが起きる
  • 定期的に起きる便秘
  • 簡単なことでも決められない(極度の優柔不断)
  • 手,足,頭,その他の震え(ピクピクする等)
  • 顔とその他の筋肉の引きつり(顔のゆがみ等)
  • 頻繁に足が痙攣する
  • 日常的または頻繁に耳鳴りがする
  • 息切れがする
  • 頻繁にまたは繰り返し胸焼けが起きる
  • 我慢できない痒み
  • 原因不明の発疹、皮膚炎症(アトピー性皮膚炎など)
  • 日常的または頻繁に口の中で金属の味がする
  • 神経過敏でそわそわ、びくびくする
  • よく死にたい、自殺したいと思う
  • 寝られないことが多い(ひどい不眠症)
  • 原因不明の胸の痛み
  • 関節が頻繁に痛くなる
  • 脈拍が速い(頻脈症)
  • 原因不明のむくみ
  • 舌の上が燃えるような感覚がする
  • 食後の頭痛
  • 頻繁に下痢する

        歯科用材料に対する疑わしい反応の兆候を経験した患者さんの症状

「本当に怖い歯の詰め物」ハル・ハギンス著より)

 

こんなにたくさんあります。

では、アマルガムの危険についてもっと詳しくまとめます。

自覚のないまま体に流出、吸収してしまう?!

  • アマルガムの成分の水銀とスズは重金属で神経毒性が強い。

➡さまざまな原因不明の痛みを引き起こす。(例:イライラ、頭痛、めまい、不眠、アレルギー、肩こりなど)

  • 水銀が体内に入り、たんぱく質と結合し、過剰反応を起こす。

➡アトピーのような皮膚炎、手のひらや足の裏に水泡状の湿疹ができる。(掌蹠膿疱症)

  • アマルガムは唾液や果物、野菜、コーヒー、お茶などに反応して、口の中で劣化・腐食し続ける。

➡普段の食事や飲み物と一緒に腐食したアマルガムの成分を体に入れてしまっている。

  • 噛む時に摩擦が生じ、その熱で水銀を含んだ蒸気を発生する

➡蒸気を吸い込んでしまい体に入ってしまう。

  • 重金属が内臓に蓄積し、ホルモンバランスを乱す

➡免疫力が低下する。リウマチや膠原病の原因になることもある。

  • 重金属は腎臓や肝臓、脳にも蓄積される

➡蓄積された重金属は、活性酸素を発生させ細胞にダメージを与え、細胞の老化を早める。活性酸素がDNA

を傷つけるとガンの元になることもある。

  • アマルガムは3年以内には劣化しはじめ、10年後には総重量の73%に減少する

➡27%のアマルガムは知らぬうちに体内に入り込んでいる。

  • 水銀の影響で妊娠しにくくなる。
  • 妊娠できても水銀が体を通じて胎児や母乳まで届いてしまう。
  • 溶けやすく隙間から虫歯の再発の確率が詰め物の中で一番高い。
  • アマルガム成分が溶け出し、歯・歯肉・歯根まで着色し黒ずみ見た目も悪い。

 

以上です。

こちらもたくさんありますね。

こんなにも危険なものを、少し前までは日本でも国の認可がおりていてよく使われていたようです。1980年代よく使われたいたため、現在30~40代以上の方についていることが多いです。また今はなくても、金属の入れ替えなどをしている場合もあります。

 

安易にアマルガムを除去するのは危険

こんなにも危険なアマルガムがついていた方、すぐにでも取ってしまいたくなりますよね。しかし、ただ取ればいいというものではないんです。

ここまでまとめてきたように、摩擦によって水銀が蒸発するなど、除去している最中に体に吸収してしまうからです。ですので安全に除去を行っている歯医者さんにお願いしましょう。

 

今回このお話しをして下さり、初めにもご紹介させて頂いた、歯科オノザワさんでは、安全なアマルガム除去を行っているそうです。そして歯科オノザワさんがどのようなことに配慮して除去しているかもお話しして下さいました。

 

アマルガム除去で行っていること        (歯科オノザワ様資料より)

  • 麻酔
  • 解毒サプリの服用(活性炭サプリ)
  • 免疫力を高めるための高濃度ビタミンC点滴
  • 身体全身を覆うカバーの使用
  • ゴムシートと固定器具により、アマルガム切削片が口の中に入るのを防ぐ
  • ゴムシートに水銀を吸着させるクリームを塗る
  • 除去時は口腔外バキュームにて水銀蒸気を吸引

 

もっと詳しく知りたいという方は、歯科オノザワさんのホームページにて確認してみてください。

 

ここまでアマルガムについてまとめてきましたが、いかがでしたか?

すごく危険なものだと感じでいただけると思います。今はつけていないけど、昔つけていた事があるという人も、もうすでに重金属が蓄積されてしまっているかもしれません。

蓄積により症状がある方はデトックス治療があります。

こちらは代官山クリニックでも行っておりますので、ご相談ください。

パクチーには水銀を排出する作用もあるので、当店のパクチーサラダもおススメです!

 

アマルガムを除去した人の中には、アトピーが劇的に改善されたり、いろいろな体調不良が良くなったりした人もいるようです。歯の健康は身体の健康にも繋がります。定期的に歯医者さんへ行って、チェックしてもらうのもいいかもしれません。

歯への意識を変えよう!

一番なのは、むし歯をつくらないことですよね。毎日の歯磨き、生活習慣から見直して、気をつけるようにしましょう!